東京湾岸タワーマンション 「晴海フラッグ スカイデュオ」と周辺施設の現況(20)
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~勝どき、晴海在住18年目の筆者が地元目線で工事の進捗状況とトピックスをお伝えしていきます~
晴海フラッグ スカイデュオ
晴海フラッグの最新情報をお届けします。
前回のブログから1ヶ月が経過しました。
PARK VILLAGEとSUN VILLAGEの進捗状況は
1週間ごとの変遷を画像にてご覧いただけるようにしています。
また一週間ごとの建築階数は、数値にてお伝えしています。
※コンクリート柱の組み立て階は除き、
躯体が完成している階までを表示することにしました。
< 現場状況 >
タワー棟工事進捗状況(2024年6月8日時点)
◎PARK VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに遠い棟)・・・ 37階
◎SUN VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに近い棟)・・・ 40階
< 現場状況 >
タワー棟工事進捗状況(2024年6月16日時点)
◎PARK VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに遠い棟)・・・ 38階
◎SUN VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに近い棟)・・・ 41階
< 現場状況 >
タワー棟工事進捗状況(2024年6月22日時点)
◎PARK VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに遠い棟)・・・ 39階
◎SUN VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに近い棟)・・・ 42階
< 現場状況 >
タワー棟工事進捗状況(2024年6月30日時点)
◎PARK VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに遠い棟)・・・ 41階(70%~80%)
◎SUN VILLAGE (勝どき駅、晴海5丁目ターミナルに近い棟)・・・ 43階
◆先月のPARK VILLAGEとSUN VILLAGEの建設進捗報告
建設の進展が注目されるPARK VILLAGEとSUN VILLAGE
先月、PARK VILLAGEの建設現場では大きな進展が見られました。
当初の計画では1週間で1階層を建設するペースで進められていましたが、
月末には1週間で1.7階層分の建設が行われ、
4週間で合計4.7階層分の建設が完了しました。
このペースアップにより、当初1ヶ月遅れだったSUN VILLAGEとの差が、
わずか2週間余りにまで縮まりました。
この急速な進捗は、5月にも見られました。
PARK VILLAGEの担当建設会社は、
遅れを取り戻そうと懸命に努力しています。
しかし、同社は他の現場でも遅延が指摘されており、
品質管理や労働環境についての懸念が広がっています。
一方で、SUN VILLAGEの建設現場は、
1週間で1階層という計画通りのペースを着実に守っています。
4週間で4階層の建設が完了し、その順調な進行は、
将来の住民にとって大きな安心感を与えるものです。
こちらの現場では、品質管理と労働環境が良好であることが明らかです。
PARK VILLAGEが遅れを取り戻しつつある中、
SUN VILLAGEの安定した進行は、
どちらもそれぞれのプロジェクトに対するアプローチの違いを浮き彫りにしています。
今後の進展から目が離せません。
◆晴海フラッグエリアの現状とこれからの課題
晴海フラッグが街開きをしてから5ヶ月が経ちましたが、
目標とする定住人口12,000人にはほど遠い状況が続いています。
晴海フラッグは本来、一般の住民向けに開発されたマンションですが、
全体の3割が投資家や法人に投資用として販売されたため、
3〜4割の部屋が未だに空室のままです。
夜間に部屋の灯りを見れば、その現状が一目瞭然です。
もともと、このエリアは東京都所有地で、
オリンピック選手村として開発されました。
大会終了後に再開発され、一般向けに販売されたものの、
全6,000戸近くのマンションを売ることにデベロッパーも不安を感じていたようです。
そのため、都心に位置しながらも交通の便が悪く、
割安な価格設定(坪300万円)であったことから、
転売禁止条項なしの「なんでもあり」の販売方針が取られました。
この結果、主に外国人投資家に注目され、
投資用マンションとしての性格が強まってしまったようです。
この状況で最も困っているのは、
定住人口の増加を見込んで出店した商業施設のテナントたちでしょう。
晴海フラッグは広域からの集客が難しく、
周辺住民のみが主な顧客層です。
現在の人口では、予想していた売上には到底届かず、
商業施設は厳しい状況に置かれています。
エリアの中心にある大畑商業施設の1階にある大手スーパーマーケットは、
比較的順調に見えるものの、
2階や3階のフロアは平日はもちろん、
週末でも賑わいを見せることはありません。
このままでは、晴海フラッグがゴーストタウン化する恐れも否定できません。
来年、2025年9月からは
2棟のタワーマンションの入居が始まります。
これにより、多少の人口増加が見込まれますが、
申込戸数に制限を設けているとはいえ、
その気になれば工夫次第でいくつでも購入可能な状況です。
今後も、晴海フラッグの入居者動向やテナントの状況を
注視していく必要があります。
現時点で明らかになっているのは、
行政とデベロッパーが目先の利益を優先した結果、
早くもそのツケが露呈しているということです。
長期的な視点での対応が求められます。
-晴海フラッグ概要-
所在地:東京都中央区晴海5丁目一部
敷地面積:約18ヘクタール(都有地)
総計画戸数:住宅5,632戸(分譲住宅4,145戸、賃貸住宅1,487戸)
※内タワー棟PARK VILLAGE 722戸、SUN VILLAGE 733戸
他店舗・保育施設、介護住宅、商業施設
交通:都営大江戸線「勝どき」駅
A3a出口より
D棟(駅まで最近棟)まで1100m(徒歩14分)
A棟(駅まで最遠棟)まで1550m(徒歩20分)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
A5出口より
D棟(駅まで最近棟)まで900m(徒歩12分)
A棟(駅まで最遠棟)まで1350m(徒歩17分)
販売再開されていません。しかし、タワー2棟のうちコンクリートの強度不足が指摘されていない(問題がない)方の棟は建設が進んでいます。
※写真向かって左側の棟
晴海5丁目ターミナル(旧名モビリティステーション)
◆東京BRTのダイヤ改正!7月1日からの変更点
7月1日(月)より、東京BRTのダイヤが改正されました。
これにより、特定の時間帯で日中の運行本数が3本から4本に増加しました。
今回の増便は、晴海フラッグへの引越が進み、
2月1日の本格運用開始時と比べて利用者が増加していることが背景にあります。
新しく移り住んだ住民の皆さんにとって、
東京BRTは晴海フラッグと他のエリアを結ぶ重要な交通手段となっており、
その需要が反映された形です。
また、湾岸地域全体への移動手段として、
東京BRTの認知度がゆりかもめと共に高まっていることも、
今回のダイヤ改正に寄与していると考えられます。
BRTは、バスの快適さと鉄道の効率性を兼ね備えた新しい公共交通機関として、
地域住民や通勤者からの注目を集めています。
これからも、東京BRTが快適で便利な移動手段として、
より多くの方々に利用されることを期待しています。
日中の増便により、さらに利便性が向上した東京BRTを、ぜひご活用ください。
※都営バス・・・晴海埠頭←→四ツ谷駅行きの間の路線バスが晴海埠頭から晴海5丁目ターミナル発着に変更
<晴海フラッグ内のBRT停留所>
1.HARUMI FLAG(晴海5丁目ターミナル) ※現在のモビリティステーション
2.晴海ふ頭公園 ※地区内メインストリートの晴海埠頭公園側
3.はるみらい ※清掃工場、晴海西小・中学校前付近
◎ニュースリリース
○選手村ルート時刻表(平日)
○選手村ルート時刻表(休日)
マルチモビリティステーションの詳細については、
以下の東京都都市整備局からご覧いただけます。
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/sensyumura/transport/
BRTについては、以下のリンクから詳細情報をご覧いただけます。
https://tokyo-brt.co.jp/pdf/BRT_flyer230716_web.pdf
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/kiban/brt/pdf/200214BRT_leaflet.pdf
愛媛県松山市生まれ
マンションデベロッパー、会計事務所を歴して独立
不動産コンサルティングとエージェント業務が主体。近年は太陽光発電所開発運営も
趣味は、土地巡り・街巡り・山巡りを兼ねたドライブ(得意笑)、筋トレ(昔はオタク)
好きなこと言葉・・・積小為大、虚心坦懐